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08/05/2007

東京ノート

青年団の東京ノートを見にいく。駒場東大前でおりてアゴラ劇場へ。

070504_154501 (ハヤカワ演劇文庫の「東京ノート」の画像。)

 ちょうど、客席と書いてある位置に座りました。「下手」のところがエレベータになっていて、二階へはけるような舞台になっていた。二階はパイプの柵のみなので、そこからも台詞が飛んでくる。ところで、このエレベーターって、もともとアゴラにあるエレベーターを利用しているんだろうか?

 で、美術館で交わされる様々な人々の会話を聞いてるような気分で、観客は舞台をみる。日常のように、同時に複数のグループの、会話が進行していく。なので、はっきりいって、舞台上のすべてを聞くことはできない。恋愛模様に気を取られてると、家族問題がわからなくなる。

「見たいものしか見れない。聞きたいことしか聞けない」ということになる。「見たいものしか見ない登場人物」「描きたいものしか見ない画家」と重なって、よく考えれば理屈っぽい構造。

サン・テクジュベリの「星の王子さま」がでてくる

 由美 あれね、「星の王子さま」でね。何か、心でみなくっちゃよく見えないって話があるのね。

(略)

でもさ心でなんか見えないよね。

その部分というのは

キツネが星の王子さまに贈った言葉。

「ほら、秘密をプレゼントするよ。これはいとも単純なものだよ。心で見ないと、ものごとはよく見えない。ものごとの本質は、目では見えない。これがきみに贈るぼくの秘密だよ。」

この部分はフランス人にとって新鮮な考え方だったらしい。日本人なら「そうなんだよね」という人が多いだろうけど。

という話はともかく。こういう台詞有り。

由美 心、みんな違うでしょう。

好恵 (うなずく)

由美 だから、わからないでしょう。

見た人はそれぞれ、みんな違う「東京ノート」をみている可能性あり。

「曖昧な世界を曖昧なままで表現し、解釈は観客にまかせる。」

そういう曖昧さが=リアルなんだと、オリザさんがどこかで書いておりました。

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