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19/01/2006

わかっているけど

内田先生の投資家と大衆社会というエントリーを面白く読んだ。ライブドアショックのニュースを受けて、拝金主義だ、なんだと、メディアではここぞとばかりに声高に、個人投資家を攻撃してるが、内田先生は静かに諭してくれる。

株で儲けるというのはつまらないことだと先日兄上が語っていた。
株というのは「みんな」が欲しがると値が上がり、「みんな」が要らないと言い出すと値が下がる。
儲けるためには、「まだ」みんなが欲しがらないうちに買い入れ、「まだ」みんながほしがっているうちに売る。
ただ、それだけのものである。

その通り。うん。わかっているけど止められないのです。

ただ、自分の欲深さを後悔したり、臆病さに腹立ったり、値動きの推理を楽しんだり、投資家の心理を考えたり、もちろん決算の怪しさに怒ってみたりと、結構、忙しい。

「バカのふり」をしないと儲からないというのが投資家の切ないところである。
だが、「みんな」と足並みを揃えておいて、素知らぬ顔で一歩だけ「出し抜く」ものが巨利を得るというこの投資のスタイルは、構造的には大衆社会にジャストフィットのものである。

投資家は切ない。大衆は切ない。社会にジャストフィットしないと世の中では辛くて生きて行けてない。まことに弱い。とはいえ他人を出し抜かなければならない。というのは刷り込まれてしまっている。出し抜けない人は無能であるという圧迫感がある。内田先生がおっしゃるとおり、大衆社会化と株式市場はみごとにフィットする。

金を稼ぎ続けなければ無能と言われると、まあ、そんな風にホリエモンも考えたのではないか。というか、ひっくり返せば、儲けるチャンスを無駄にする奴は無能なのだ、ということだろうか。(今回の件は、いや、俺のほうが有能なんだ、という奴が現れたにすぎないのかもしれない。)

実のところ、今の弱小個人投資家=大衆にとっての株売買は、内田先生が楽しんでらっしゃる麻雀の代わりなんだと。そう思わないでもない。

いつも買った株が下がる人とか、いつも売った株が上がる人とか、奇跡的な儲け方をする人か、理論派とか、感情にまかせて売買する人とか、危ない銘柄ばかり買う人とか、実に面白い。

ブログやチャットや掲示板で、わあわあ、やるわけで、卓を囲むわけではないのだが・・・・・・。

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