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21/12/2005

T氏の死の真相 2

別のブログに書いたモノを転載する。倒産その後。H社の思い出、書き出したらとまらない。とういうタイトルだった。亡くなったということで加筆訂正した。

会社の倒産の話をしばらく前に書いた。昨日、続報の電話が入った。

「ベトナムのH社は今月で消滅だ。P社は民事再生から会社更生に切り替わったようだよ。」

ベトナムのH社とは私がしばらく技術顧問だった(肩書きだけは立派なのだ)会社だ。T氏が

「南ベトナムのアメリカの軍事顧問と同じですね」

とギャグを飛ばしていたものだ。南ベトナムが消滅したように、実際に会社が消滅となっては・・・苦笑いするしかない。

この情報は私たちの料理をいつも作っていたN姉さんから元副社長Iさんに第一報が入った。N姉さんは日本語が堪能ではないので、ハノイの元通訳CUONGに連絡するように指示される。やっとIさんへCUONGから日本語で連絡。そしてIさんから電話をうけた私がこのブログにメモするわけだ。こういう情報網を作っているIさんもなかなかスゴイと思う。もともと電話好きで情報通だったのだが。浪花節的なところもあって従業員からも好かれていた。ベトナムで上手くやっていくと思っていたのだが。

Iさんは、この春に「従業員を連れて独立を画策している」という理由で解雇される。ほんとかどうか、詳しくは知らない。Iさんからの話は、「N社長が香港の口座にバックマージンを送金させているのを知ったから」だと。

話にリアリティはある。積極的に関わりたい部分ではないけれど。

実はベトナム女性の取り合いという話もある・・・。これも積極的に関わりたい部分ではない。なにしろ、その女性がN姉さんというんだから。まったく。

突然 T氏の話

当初、T氏という日本国籍のベトナム人が通訳をしていた。彼が日本留学中にベトナム戦争が勃発。そのため難民となった人物である。留学先は東京大学。その後、日本人女性と結婚し、日本国籍を取得したという、なかなか、込み入った人生である。

つまりはベトナム系日本人ということになる。東大に留学していたことでもわかるとおり、もともとエリートで、戦争が起こらなければベトナムでひとかどの地位についていたはずだ。東大の同期だって出世していることだろう。同年代は出世しているのに自分はしがない通訳である。という屈折があったにちがいない。表面は穏やかだが、時折見せる、社長の無理難題・・・通訳を困らせる下ネタ絡みのジョークの翻訳(笑)・・・に対する、うんざりした表情。「それは違います」と、まず人の意見を否定してから持論を述べる癖。それらがプライドの高さをかいまみせていた。

ベトナム人というのはどこまでも忍耐のできる民族だ。内面をなかなかみせない。まだ彼はわかりやすいほうだったかもしない。育ちの良さだったのだろうか。

しかし、我慢強かったと言えるのだ。彼は死ぬまでこの会社にしがみついた。何故だったのだろう?金か?

T氏は日本から流れてくる事業運転資金の運用に携わっているうちに人生を狂わせていった。

踏み外すきっかけは「女」であったのだろう。ここH市は、トヨタの中古ハイエースで声を掛ければいくらでも女性をナンパできた。そんな逸話もあるくらいモノがなかった田舎町である。お金持ち(中古のハイエースが買えるくらいの)が愛人を持つことに対して抵抗がない田舎町。米ドル札などみたこともなかった人々。(ナンパの話は元戦車乗りだったというダイ運転手の話。)

外国人がベトナム人の愛人に、ホンダのバイクを買い与えたというのが町中のうわさになったという。なんといってもその頃は、ホンダのスーパーカブは日本で言えばベンツクラスのステイタスがあったのだった。

その頃、T氏にはベトナム人の愛人が5、6人いた。私の知っているところでは「島の女」「法学部の女」「いい匂いのする女」「花子」「美人フオン」・・・・。いや、覚えきれないって。

「私は花が好きだ、バラも菊も好きだが花束が一番好きだ」と嘯いていたのだから。その遊興資金は、平たく言えば愛人へのお手当は、会社の運転資金からでていたことは間違いがないように思われる。そうでなければ、日本に家庭のある彼の、どこに、そんな自由に使える金があったのか?単純な算数の問題である。

もちろん、頭のいいT氏である、すべての金を女に注ぎ込んだのではない。噂ではあったが、ベトナムで不動産投資をしているという話であった。

気が向いたら続く。

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