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02/09/2004

「気持ちいいー」は凡庸だ

モードの迷宮の鷲田清一が文庫になっていたので買って読んだ。1990年代に書かれたモノが多くて、とこどころ世紀末なんて単語が。いまじゃ、なんとなく、恥ずかしいようなことばになってる。つい、このあいだのことすぎるのだね。

男の方が絶望が深いな。簡単、シンプルという点では、最近は「気持ちいいー」とか「感動」とか、言葉で素直に言える若い人が増えていませんか?僕らのころには凡庸だと感じられていえなかったような・・・・・・。
    (遊びをせんとや・・・  世紀末のキーワード P122から)
私もすっかり、同じ世代なのか。鷲田先生は1949年生まれだから、私と全然ちがうんだけど。とにかく、この感覚はよくわかる。凡庸だ。オリンピックのあの選手の言葉はあまりに凡庸だった。もちろん素直に言えるという美点にウエイトがかかっているのだから、それで、いい。あの選手の言葉、はっきり書けば
北島康介選手の「超気持ちいい!」に64.7%が感動
これのこと。気持ちいい感動。たしかに凡庸だ、恥ずかしい。こそばゆい。新世紀の気持ちいい感動の洪水も閉幕した。鷲田先生に感想を聞いてみたい。


ことばの顔(中公文庫)
鷲田清一著

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