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08/09/2004

アンブローズ ビアス

小丸さんからトラックバックをいただいたので昨日の続き。そしてアンブローズ・ビアスの話。
ちょっと小丸: 泥だらけの純情

二人の関係性や、淫売や馬丁といった言葉に時代を感じるものの、中平康の演出自体はスタイリッシュで、おしゃれ。スピード感のあるカットワークが小気味よく、全体的にスッキリした印象を受ける。
ただし後半、主人公二人が寄り添いあい、家出を決行した辺りから、長回しが多くなり、少々冗長。
と書かれている。さて映画の話。後半、小丸さんも書かれているとおり雰囲気が変わる。
追われる二人は、どこか線路沿いのアパートをひとまず借りる。通り過ぎる列車の音が喧しい。部屋での幸せな時間。二人は思いついて雪山へ。雪山行きが唐突だ。ここまでで私はアンブローズ・ビアスの型かなと思った。けっこう知られてると思うが、ビアスの有名な一編。「アウル・クリーク橋の一事件」のこと。(ネタばれですが有名な短編だからいいでしょ。)
・・・・・つまり二人は既に死んでいるんじゃないのかと思って映画の雪山シーンを観てしまったわけ。
・・・・雪山で戯れる二人。ポケットからこぼれる睡眠薬の瓶。バーンという効果音。シーンがかわって雪山で死んだ二人が見つかる。というのが映画の流れなのだが、ビアス型なら
雪山で戯れる二人。ポケットからこぼれる睡眠薬の瓶。列車の効果音。死んだ二人が見つかるシーンは削除となって、二人は雪山に行かずに部屋で死んで・・・・?!となるのだが、これだと暗すぎるからかなあ。原作はどうなっているんでしょ。

ところでチンピラ役の浜田光夫がアイアンキングとは知りませんでした。

*。「アウル・クリーク橋の一事件」が収録されている、アンブローズ・ビアスの短編集の決定版、創元推理文庫「生のさなかにも」は品切れのようです。岩波文庫「ビアズ短編集」は入手可能かも。角川文庫「死の診断」、角川ホラー文庫「吊された男」等々もあり、古本屋で探すべきか。

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Comments

熱帯さま。トラックバックありがとうございます。
私も浜田光夫がアイアンキングだったとは知りませんでした。
最近では本業よりも、娘さんが美空ひばりの養子であり、プロダクション社長である加藤和也氏と結婚されたことの方が有名になっていますね。

Posted by: 小丸 | 09/09/2004 at 15:05

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